胎内 – たいない

胎内 = TAINAI
音:たいない
 
夏は川が涸れて地下水となって流れる様から「胎内」(たいない)の説。
「森の中を流れる川」の意味のアイヌ語「タイナイ」が転じた説。 

魚沼 – うおぬま

魚沼 = UONUMA
音:うおぬま
 
古くは「伊乎乃」(いおの)と書く。
 
鮭が遡上する魚野川の周りの沼から、「魚沼」(いをのぬま)が転じた説。
山林を拓いて谷を整備するための仮住まいがある地の意味で「庵野」(いほの)が転じた説。

佐渡 – さど

佐渡 = SADO
音:さど
 
古くは「佐度」(さど)と書く。
古くは「佐土」(さど)と書く。
 
山と山とに挟まれ狭くなった平野の意味で「狭処」(さど)が転じた説。
山と山とに挟まれ狭くなった平野の意味で「狭戸」(さど)が転じた説。
山と山とに挟まれ狭くなった平野の意味で「狭門」(さど)が転じた説。
 
湿地から沢田の意味で「沢田」(さわだ)が転じた説。
湿地から雑田の意味で「雑田」(さはだ)が転じた説。
 
「雑太」(さはた)という地名もある。

阿賀 – あが

阿賀 = AGA
音:あが
 
阿賀川が流れることから「阿賀」(あが)の説。
阿賀川は、水の意味の仏教用語「閼伽」(あか)が転じた説。

越 – こし

越 = KOSI
音:こし
 
7世紀後半の木簡には「高志」(こし)と書かれる。
8世紀の出雲国風土記には「古志」(こし)と書かれる。
8世紀の住吉大社神代記には「古斯」(こし)と書かれる。
 
西端が関峠と明確に規定されていたことから、関峠を「越したところ」の意味で「越」(こし)の説か。