苺 – いちご

苺 = ITIGO
音:いちご

日本書紀に「伊致寐姑」(いちびこ)の記述。
新撰字鏡に「一比古」(いちびこ)の記述。
和名抄に「伊知古」(いちご)の記述。

古くは「いちびこ」と呼ばれていた。

苺 = ITIBIKO
音:いちびこ

接頭語「い」に実の赤さ「血」(ち)に擬人化「彦」(ひこ)の説。
一位樫の実に似るから「一位樫」(いちいがし)の「実」(こ)の説。
とても赤い実の意の「甚緋子」(いちひこ)の説。

柳 – やなぎ

柳 = YANAGI
音:やなぎ

矢の材料の「矢の木」(やのき)が転じた説。

漢語「楊」の字音yangに発音しやすいように「i」が加わった説。
「楊の木」(やんのき)」が転じた説。

成長の早い様から「彌長」(いやなが)が略され転じた説。
生死の世界の境の象徴「斎木」(ゆのき)が転じた説。
柔らかくたわむ様から「柔萎木」(あはなえき)が転じた説。
細長い枝葉の様から「糸長木」(いとながき)が転じた説。

漁業の仕掛けに使うことから「梁木」(やなき)が転じた説。
漁業の仕掛けに使うことから「簗木」(やなき)が転じた説。

栗 – くり

栗 = KURI
音:くり

果皮の色の「黒」(くろ)が転じた説。
「黒実」(くろみ)が転じた説。

石の古語「くり」と同語源の説。
水底の黒土「涅」(くり)と同語源の説。

朝鮮語kul(くる)が元の説。

石を古くは「くり」と呼ぶ。
浜栗は山栗に対する呼び方?

榛 – はしばみ

榛 = HASIBAMI
音:はしばみ

葉の皺から「葉皺」(はしわ)が転じた説。
実を「榛紫実」(はりしばみ)と呼び転じた説。

「橡」(つるばみ)の語源も類似?