山茶花 – さざんか

山茶花 = SAZANKA
音:さざんか

ツバキの漢名「山茶花」(サンサクア)が転じた説。

椿も山茶花も古くから日本に自生していたので、山茶花の和名は別にある可能性も。

躑躅 – つつじ

躑躅 = TUTUZI
音:つつじ

生い茂る様から「続き咲き木」(つづきさきぎ)が転じた説。
生い茂る様から「綴り茂る」(つづりしげる)が転じた説。

つぼみが乳首に似てることから「垂乳」(たるるちち)が転じた説。

ツツジの朝鮮語「tchyok-tchyok」(ちょくちょく)が転じた説
ツツジの朝鮮語「tchol-tchuk」(ちょるちゅく)が転じた説

梓 – あずさ

梓 = AZUSA
音:あずさ

古くは「あづさ」と書く。

神事に使う梓弓の材料から「当つる矢」(あつるさ)が転じた説。
突き刺す武器の材料から「当て刺す」(あてさす)が転じた説。

神職にも就く古代氏族の阿曇(あずみ)が転じた説。

翌檜 – あすなろ

翌檜 = ASUNARO
音:あすなろ

古くは「あて」と呼ばれる。
その後に「あてひ」「あつひ」と呼ばれた。

「貴」(あて)の説。
神木だったか?

貴いヒノキから「貴桧」(あてひ)の説。
ヒノキより葉が厚いことから「厚桧」(あつひ)の説。

「あて」が「あつ」に転じ、さらに「あつ」が「あす」に転じて「翌檜」か?
さらに清少納言の「明日はヒノキか」から「あすなろ」の俗説?

樅 – もみ

樅 = MOMI
音:もみ

葉が風でもみ合う様から「揉む」(もむ)が転じた説。
「萌黄」(もえぎ)が転じた説。
実がもろいことから「脆実」(もろみ)が転じた説。

信仰の対象から「臣木」(おみのき)が転じた説。
信仰の対象から「怖む」(おむ)が転じた説。

同属の木朝鮮語mun-bi(むんび)が転じた説。

古くは「モムノキ」と呼んでいた。
「もみ合う」か「怖む」が妥当か。

杜若 – かきつばた

杜若 = KAKITUBATA
音:かきつばた

古くは「かきつはた」と呼ぶ。

花汁の染料から「掻付花」(かきつけはな)が転じた説。
花汁の染料から「書付花」(かきつけはな)が転じた説。

別名に「かおよぐさ」や「かおよばな」や「かいつばた」がある。

香りが良いことから「嗅きつ花」(かきつはな)が転じた説は?

菖蒲 – あやめ

菖蒲 = AYAME
音:あやめ

花の模様の様から「鮮目」(あざめ)が転じた説。

縦に並ぶ葉の様から「文目」(あやめ)が転じた説。
花の基部の網目から「文目」(あやめ)が転じた説。

目元の化粧から「鮮目」(あざめ)が転じて「あやめ」と呼ばれる奈良時代に漢女が、単語の節句に使っていた菖蒲(しょうぶ)に似た在来種を「あやめ」と呼んだ説。

「菖蒲」(しょうぶ)とは異なる植物。

菖蒲 – しょうぶ
菖蒲 = SYOUBU
音:しょうぶ

「菖蒲」(あやめ)とは異なる植物。