黍 = KIBI
音:きび
黄色い実から「黄実」(きみ)が転じた説。
日本語を探り、考える
黍 = KIBI
音:きび
黄色い実から「黄実」(きみ)が転じた説。
稗 = HIE
音:ひえ
毎日茂る様から「日得」(ひえ)の説。
寒冷地でも育つところから「冷え」(ひえ)の説。
漢語「稗」(ひ)に発音しやすくするため「え」を添えた説。
朝鮮語音phiを発音しやすくするため「え」を添えた説。
別称として関東で「へー」あり。
別称として東北で「ひせ」あり・
アイヌ人は「ぴやぱ」と呼ぶ。
熊祭りで稗酒を造る習慣あり。
粟 = AWA
音:あわ
味が「淡い」(あわい)が転じた説。
大きい穂から「大穂」(おおほ)が転じた説。
実の形状の小丸(あわ)が転じた説。
中国語「黄禾」の音A-Faが転じた説。
中国語「黄禾」の朝鮮語音ho-aが説じた説。
蕎麦 = SOBA
音:そば
「蕎麦」(そばむぎ)の略。
実の三角卵形から「稜」(そば)の説。
乾くと黒褐色の実になることから和名抄ではクロムギと記されている。
江戸時代以前は、そば粉に熱湯を加え混ぜた「ソバガキ」が一般的。
江戸時代以降は、細く切る「ソバギリ」が増える。
麦 = MUGI
音:むぎ
古代中国語「麦木」(むくき)が転じた説。
禾(のぎへん)は実った粟や米や麦の象形文字。
「麦木」説はありか?
長い芒を持った穀物から長芒(むのぎ)が転じた説。
皮を剥き食べることから「剥く」(むく)が転じた説。
縄文時代後期には皮を取りやすい裸麦が栽培されていた。
「剥く」説もありか?
米 = KOME
音:こめ
生命力が籠められてることから「籠め」(こめ)が転じた説。
酒の醸造を意味する朝鮮語「コメン」が転じた説。
「醸す」も「カム」「コメン 」と同語源?
古くは「よね」の読みが主流。
儀式で使う米を「こめ」と称してることがあった。
平安中期以降に「こめ」が多用される。
米 = YONE
音:よね
平安中期以前は「米」(よね)が主流。
語源は不明。
「稲」(いね)が転じた説は?
稲 = INE
音:いね
「飯根」(いひね)が転じた説。
「命根」(いのちね)が転じた説。
「生根」(いきね)が転じた説。
「息根」(いきね)が転じた説。
「愛苗」(いつくしなえ)が転じた説。
「美苗」(いつくしなえ)が転じた説。
「寝ぬ」(いね)が転じた説。
稲は原産地の言葉で、ジャワのスンダ語「binih」(びね)が元の説。
稲は原産地の言葉で、セレベス島のバレエ語「wini」(うぃね)が元の説。
蝦蛄 = SHAKO
音:しゃこ
色が似てる 「石楠花」(しゃくなげ)が転じた説。
蓑虫 = MINOMUSI
音:みのむし
藁で作った雨具「蓑」(みの)に形が似ている巣に棲む虫の説。